2010年2月3日 水曜日
香りの効果を存分に活用している商品に入浴剤があります。身体の健康をサポートする効果と心を癒す効果の2つがあります。
日本で入浴剤が販売され始めたのは明治の半ば頃よりで、庶民にとっては銭湯が主流で家庭のお風呂はまだまだ。家庭にお風呂が普及するのは高度成長時代、1960年代からです。そして、80年代、入浴剤にヒット商品が生まれます。花王のバブです。
有名な話ですが、過去売れたバブを並べると、実に地球2周半。炭酸ガスの効果、という位置づけで誰もが一度は使った事がある商品です。このバブ、発売当初からユズと森は大人気です。特に冬場はユズ、森。夏場は森、ユズの順に売れているようです。
5月5日は端午の節句、菖蒲湯に、当時は柚子湯が有名ですね。この風習がバブの順番を決めているのでしょう。習慣と香りが自然と消費者の体にしみ込んでいるのです。
さて、そんなバブもプロモーション時におけるメッセージが変遷しています。発売当初の80年半ばは、体力重視の時代だったのかも知れません。リゲインのCMでは24時間戦えますか?などのキャッチコピーが流行ります。バブも、帰宅後の疲れをいやすための商品として位置付けられます。しかし、近年は肉体疲労よりも精神的な気持ちの部分の疲れを取るという欲求が強くなっているのです。そのため、癒し効果を訴求する面が強くなっています。
疲労回復から心の癒しへ。CMでのメッセージも変遷しているのです。この変化を如実に表わしている商品が09年秋に発売された「気分で選べる香り詰め合わせ」のバブ新アソートです。香りによるリラクゼーションの効果を強く訴求しています。
バブと香り。目的は違ってきていますが、時代の変化によってその効果を最大限に活用している見事な組み合わせですね。
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2010年1月28日 木曜日
「JALと支援機構の再建計画によれば3年後の営業利益は1100億円以上」としていますが、実現は厳しいと感じます。
再建計画の大きな方向性は、「安売りを前提として利益を出す計画」と読み取れます。この方針は問題だと思いす。公的資金を注入したJALが値下げをすると、競合であるANAも追随して価格を下げるしかないからです。
飛行機に乗る人にとっては嬉しいかも知れませんが、無理な競争が働けば企業は苦しむだけで共倒れの可能性だってあるでしょう、勿論、最悪のシナリオですが。これに対してANAのトップは、国土交通省に対して公正な競争条件の確保を要望しています。極めて正当な要望だと思います。
欧州には公的資金を受けた企業は不正に価格を下げられない規制があります。しかし大手2社しか存在しない日本にはそのような規制は有りません。政治主導を掲げている以上、上記の競争に関わるルールを明らかにするべきでしょう。
そもそも政府が関与する目的がいまいち不明な気もします。もし国の介入が正当化できるとすれば、1)銀行の公的資金のような連鎖倒産を防ぎ金融システムを守る目的、2)GMのように従業員が多く地域経済に多大な影響を与える場合、3)一企業でなく国が産業自体を強化する場合、などがあるでしょう。
今回のJALの支援はどれにも該当しないと思います。となれば過剰な支援といわれてもおかしくありませんね。オプションとして、法的整理ではなく、私的整理でも良かったと思います。公的資金と債務放棄額が少ないからです。また、破産処理も可能だったのではないでしょうか。実際、過去米国のパンアメリカン航空では破産処理を選択しています。効率の悪い企業は一度、退場するという考え方を取られたのです。因みにパンアメリカン航空は、JAL同様、国を象徴する航空会社でした。
上記意をぜーんぶ譲っても、やはり企業年金の話は甘すぎます。昨年の暮れにまとめられた支援機構の計画と比較して、今後の計画は公的資金の額も銀行の債権放棄額も大きくなっています。勿論、公的資金は我々が負担するお金です。しかしながら、企業年金の削減幅は退職者で約3割、現役で約5割のままで、ステイです。やはり違和感を感じますよね。
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2010年1月27日 水曜日
キングジムのポメラ。良くマーケティングされた商品だと思います。ポメラは、文庫サイズのケースに折りたたみ式のキーボードとモノクロ液晶がついただけのシンプルなメモ帳です。ただしデジタル。
一言で表すならば「デジタルメモ」、テキスト入力に特化したデジタルメモです。
そもそも何故このような商品が生まれたのでしょう?開発者のインタビューを見ていると、次のような事がきっかけのようです。
「カバンの片隅に入って、テキストだけ打てて電源の心配をせずに使えるものがないかと、常々モヤモヤしていました」そこで、「毎日のように行うミーティングを記録したり、ちょっとしたアイディアを打ち込める手軽なツールがあったらいいなぁ」「手軽にデジタルメモが取れる何かないかなぁ」と。
ポメラは、見事上記の困ったことや、こんなのがあったらいいなぁ、を形にしたソリューションですね。
以下、ポメラのマーケティングミックスを見ていき、その後、今後の改善等や展開の方向性を考えてみました。
【商品】
デジタルメモのコンセプトを実現するために、手軽さと電池の持ちは工夫されています。サイズも370gの文庫サイズ。どこでも持ち歩けて、何時でも使える。それが20時間の駆動時間というスペックに落ちついたのでしょう。
特徴は2つの安心感でしょうか?1)1日4時間使っても5日間はOK、つまり1週間は電池を交換せずに使えるという安心感。2)単4電池2本という電源構成は、どこでも手に入る!という安心感を提供しているのでしょう。
ポメラのディスプレイは、今時珍しいバックライトの無い反射型モノクロ液晶です。しかし、コントラストが非常に高いため、暗いところでも十分に使えます。キーボードはパンタグラフ式で折りたたみ可能な仕組み。キーピッチは約17mmでキーの横幅を均一にすることで打ち間違えをしないように配慮した設計です。タッチ感も適度にクリック感があって打ちやすいです。
ポメラはデジタルメモですから、云わば書く道具です。そのため耐久性は、2万回以上の開閉テストにたえ、一般のノートPCと同様の鍵数に耐えるようキーボードです。それから、75cmの高さから6面のどこから落としても大丈夫という落下耐久性も保持しています。
外観は、本体の補強も兼ねた天板・鏡面仕上げ。きょう体にはラバー塗装を施して、毎日持ち運びたくなるような質感にしているところもにくいです。
【価格】
価格帯を考えるときにネットブックの存在を意識しているようです。そのため2万円を切る価格というのが当初のゴールだったとこ。結局、発売価格は2万7300円でしたが、部材の質や耐久性などを考慮した結果、どうしても2万円を超える価格になってしまった、というのが実のところのようです。ただし、価格コムで見て見ると実売価格は2万円を切り、最安値で1万5000円くらいのものも出ていました。結果的には目標の価格をクリアしているのです。
【流通・プロモーション】
ネットの通販と家電量販店です。この商品が売れだしたのは、ネットの世界のバズです。mixiのコミュニティーをきっかけにポメラユーザー会が立ち上がり、その世界から広まったとの話もあります。これを意図的に仕掛けてのかは分かりません。
ポメラの売上ですが、2008年11月の発売当初で年間3万台を目標に設定されていました。しかし、12月10日付けで「製品供給不足に関するお詫び」と題する発表をするほど人気が集まり、一時品薄状態が続きます。この状況は09年の2月に解消され、現在は月に1万台程製造するまでになっています。従って当初の目標は、発売から5カ月後の09年4月にクリアしていました。
さて、今後の動きです。ポメラ=デジタルメモですから、その機能は向上してもらいたいです。例えば、1ファイル8000文字の字数制限があります。本体のメモリのデータ領域が128kbくらいしかなく、16kbづつのブロックを8つ確保した設計だったそうです。そのため字数の制限があります。
8000文字って、原稿用紙でも20枚分ですが、ポメラはデジタルメモ。ちょっとしたメモというより、記事や原稿、議事録等のように沢山の事項をデジタルでメモしたい人のユーザー層が多かったのでしょう。これは見直す対象にしていくでしょうね。
それから、現在は書きためたファイルを検索する仕組みがありません。これだけ検索してモノを探す世の中に慣れてしまっているので、この機能も改良のポイントかもしれません。
デジタルメモ、とにかく書くだけという1点に集中して開発されたポメラ。書いたものを携帯電話で送るという発想も無かったそうです。microDSカードを使える仕様にしたのは携帯を意識した発想というよりも、実際は貧弱な本体メモリを補強する目的だったと開発者が語っていました。もちろんPCとの接続は必須と考えていたようで、USBでの接続は完備されています。
今後は、ポメラのメモをどこかに送信したい!というニーズに対して、どこまで機能を追加するのか?に注目があつまります。ネットにつなげる仕様になった瞬間、ネットブックとのポジションが不明確になるからです。実際、SIMを使うような携帯の一体化は検討していないとも聴きました。
あくまでデジタルメモですから不要な機能は一切省く。従って写真やPDFファイルを閲覧するビュアー機能も付く事は無いでしょう。とにかくテキスト入力に特化したデバイスですから、その部分を突き詰めて行って欲しいモノです。
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2010年1月16日 土曜日
尊敬する友人と1日を共にする機会がありました。その中でのお話。
マーケティングって、色々言われているけど、結局売れるものは売れるし、売れないものは売れない。過去、日本におけるマーケティングは代理店が幅をきかせていて、広告宣伝を主体とした考え方が主だった。そのため、日本でのマーケティングは極めて偏っていたかもしれない。また、日本は単一国家で国民もそこまで多様で無かったので、皆が右に倣えで同じものを購入していた。そのためマーケティングが必要でなかったのかもしれない。
一方でマーケティングが上手な国民は欧米でした。国としては1つだが、多様な文化、宗教、人種、言葉が入り混じっています。このような国はセグメンテーションによって効果的にターゲティングが行いやすく、早い時期からSTPに代表される手法でマーケティングが行われていた。また、うまくセグメンテーションを行わないと、多様な人人の誰にも響かないため、自然とマーケティングの手法が取られていたのかも知れない。
結果的に、マーケティングの経験値がとても高く、日本が今から始めても、なかなか追いつく事が難しい。ただ、これからの日本を考えると、目には見えないけれども多様な人人になりつつある。代表的な格差もあるが、考え方がネットの普及によって、随分と多種多様になっている。そのような国において従来通りのセグメントを考えない、ターゲットをあまり意識しない手法では、売れるものも売れなくなるかもしれない。物が売れない時代に、これはかなり打撃が大きい。
マーケティングが国内の企業で必要とされている背景は、ここにあるかも知れませんね。
うーん、実に面白いなーとお話をしていました。
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2010年1月4日 月曜日
ムラタセイサク君。村田製作所の代名詞ともいえる自転車型ロボット。
最近の紙面には、「理科は好きですか」というコピーで度々登場しています。ムラタサイセク君の中には村田製作所の様々なテクノロジーが組み入れられていますが、何と言ってもその動きが愛らしいです。B2Bの企業ですが、彼を用いたブランディングによって、理系離れの新入社員の心をつかむ事に成功しています。
今度は、将来の新入社員に向けてのメッセージでしょうか?ムラタセイサク君を通して、疑問を持つことの楽しさや、科学や自然に興味を持つことの面白さを提供しているようです。
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2009年11月26日 木曜日
景気が悪くなると真っ先に削られるのがマーケティングの費用。大手企業であれば、CMO(最高マーケティング責任者)やマーケティング統括責任者が、マーケティング費用を削減されると、売上が減少する事をCEOやCFOに説明する事でしょう。
しかし、多くの場合、彼らを納得させるには勝ち目がないかも知れない。そこでメリハリをつけて削減する事を考えうでしょうが、何を焦点に考えると良いのでしょう。
例えば市場調査。波乱時代に顧客のニーズやウォンツの変化は目まぐるしく変わるのである程度の市場調査は必要です。そうでなければ、勘や経験や度胸に頼った非科学的なマーケティングになるからです。かといって調査開始から3、4カ月もかかる大規模な意識調査などは中止の対象と考えても良いかも知れません。時間ももったいないし、mROIを考えるとコストがかかりすぎるからです。
例えば商品。たいてい、現在大ヒットしている商品、昔からの定番商品、売れ行きの悪い商品に大別できます。売れ行きの悪い商品は今こそ整理の対象となるでしょう。また、売れ行きの良い商品もフル装備のラインナップであれば、機能を削減した商品にダウングレードする事で経費を削減できるかもしれません。多くの商品は、スペックオーバーで顧客からしても全ての機能を使いきる事は無いでしょう。そのかわり、機能を絞ってもらい、ある程度価格を落としてもらった方が顧客にとってもありがたい話になるかも知れません。
新製品を導入・検討している場合はどうでしょう。今だから積極的に攻める。正しい戦略ですが、焦る必要はありません。新製品がサイズ違いや風味の違いなどであれば、少しとどまる事をお勧めします。むしろ、現状の商品の廉価版や逆に高価版などは求める客がいるかもしれません。ポイントは、顧客ニーズの実需に沿った新製品である必要があります。企業側の都合で新製品を出している場合は即刻、整理の対象とした方が良いでしょう。
例えばサービスの提供。商品の購入後に、設置や保守、研修やアップグレードなど様々なサービスがあると思います。サービスを提供する事は購買後の満足度を高め、リピート購買に結び付けるためとても重要です。しかし、コストを圧迫するようなサービスがあった場合は、オプションとして料金を頂く事を検討しましょう。
例えばテレビ広告費。テレビ広告のmROIを真剣に考えてみると良いでしょう。もし、効果が分からない場合は即刻中止をお勧めします。効果が分からないから漢方薬のように飲み続けているのは科学的と言えません。これは、他の媒体でも然りです。新聞、雑誌、ラジオ、看板など従来の広告媒体はmROIが低く、また、その効果も実証されないまま、なーなーで広告を出している場合が多いです。分かりにデジタルメディアを用いたブログ屋Webサイトは広告効果が明確に分かり、mROIは非常に高いので、こちらにシフトしても良いかも知れません。ポイントは、ターゲット顧客に対して現在行っている媒体が本当にもっともフィットしていて、効果が高いのか?という検証が不明確なものは、ばしばし削っても差支えは無いとかんがえます。
例えば流通。企業の多くが中間業者を通して商品の販売をしています。これだけ波乱を迎えているのだから、バッサリ切ってダイレクトにして利益率を高めたいところだけど、逆に取引先を減らす事で売上を減らす事になるかもしれません。そこで、中間業者に対しての支援に力を入れる事も考えられます。つまり。これまで以上にやる気を起こしてもらうのです。こちらの商品の量を増やしてもらう事が、相手にとってのメリットにつながる事を解き、更に取扱量を増やす事が出来ないのか?考えてもらいましょう。これは虚を突いたアプローチかもしれません。
なんども言いますが、何も考えずに一律カットなんぞ、最悪最低の取り組みです。それでも経費を削減しなければならないときは、まず、顧客、ライバル企業、取扱業者、仕入先の状況など、基本的な現状を正確に把握しましょう。そして、考えられるオプションを行使した時に、マーケティング活動にどのような影響が起こるのかのシミュレーションを行いましょう。そして、もっとも現実的なシナリオを考えて一律カットではない戦略的な経費削減を行うのが理想の姿だと思います。
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2009年11月24日 火曜日
景気が悪くなるとコスト削減のために、全ての部門のコストを一律に削減する企業を多く見ます。特に、マーケティングや人材教育費などは問答無用に削減されています。短期的には経費が浮くでしょうが、景気が戻ってくる頃には、競合する企業や全く違ったプレーヤーに差をつけられるばかりでしょう。
企業の業績が優れなくても、自社のコアには投資を続け、将来の仕事を継続的に作りだす事が必要です。このように書くと、言葉で言ってもと思われるでしょう。しかし、どうでしょうか?儲かっている時にも、一律に全ての事業に投資を拡大しますか?きっとポートフォリオを組んで、より尖った投資を行う意思決定をするでしょう。
儲かっている時も、儲かっていない時も、メリハリをつけて、得意分野にフォーカスを絞り、そので利益を出せる体質を作る事が今後の不確実な世界で戦っていくためには重要な事です。
そんな中、とある中堅企業では、経費を削減するのではなく、部門間のコミュニケーション・ロスを見出して、それによって生じていたネガティブな要素を削減する試みで業績を回復している企業があります。部門間に壁があり、互いの情報を共有できていないために営業のロスが出ていたり、取れるはずの仕事を逃していたりしていました。
そこで、営業部門と現場部門が密にコミュニケーションを行えるように事務所を1つにまとめました。始めは、移動にややロスが出たそうですが、互いが有機的に情報を交換する事で2度手間、3度手間が省け、結果的に効率が30%向上したそうです。
それから従来の営業の提案と言えば、とにかく1円でも価格を下げる事!と考えていたようですが、現場と営業が密にコミュニケーションを図る事で、顧客が望んでいるニーズやウォンツが顕在化し、それに対しての提案をするようになったそうです。結果、提案する価格は高くなりましたが、顧客のニーズに沿っているため、競合することなく新規の受注につながっています。
同業他社と同じ動きを取ったところで体力がある企業が残り、体力が無い企業はすたれます。生き物の生存競争と同じです。生き残るために、いや、成長するために、今だからこそ、他社と違ったポジショニングを明確に示して、全ての分野で拡大するのではなく特定の分野に絞り切って売上よりも利益率を高める動きをする事で、ピカピカに生まれ変わることだって可能なのです。
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2009年11月20日 金曜日
ブランド・アイデンティティ或いはブランド・ポジショニングを見込み顧客に伝え、理解してもらい、そのブランドに対してロイヤリティを持ってもらうには、購買前体験、購買体験、購買後体験のすべての顧客コンタクトの場面で、一貫したメッセージを伝え、感じてもらわなければなりません。
つまり、上記の3つのステージ全てもあらゆるシーンにおいて、ブランドの約束を果たさなければなりません。と書くことは簡単ですが、これは至難の業です。。。
そもそも、構想・構築したブランド・アイデンティティが競合他社との差別化ができているか?
その差別化は、お客様の利益になるか?
見込み顧客の設定に間違いはないか?
ブランドのアイデンティティを従業員が理解しているか?
という問題があります。
これを万が一にでもクリアーできたとしても、それを伝え、約束を守れるか?
という難題に直面することになります。
上記の3つのステージで、特に忘れられがちなのが、”購買後体験”でブランドの約束を果たすことです。新規の顧客を取り、購買してもらうまでには、適切な資源配分と方法がとられているか否かは別として、多くの企業は一生懸命になります。
しかし、ブランドの約束を守り、故にそのブランドにロイヤリティを持ってもらう決定的なステージは、購買後体験のステージです。
そして、実は、購買までのステージを改善するより、大生にしてこの購買後体験を改善する方が、コストも安く、即効性があるんです!
この購買後体験でステージにおいて、顧客にブランド・ロイヤリティを持ってもらう方法は様々あります。どんな方法があるか?そしてそれを実践しているか?
頭の体操してみましょう!
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2009年11月4日 水曜日
週末、マリノアのアウトレットによってみました。相変わらずの人気ぶり。ショップの数が増えて、新しいブランドもいくつか出来ていました。アウトレット、有名ブランドの在庫処分を中心に低価格商品が集積している業態。近年、この業態は全国に広がりを見せ、プロパー(定価)で販売をする小売には脅威に感じる事でしょう。
では、消費者は何故ゆえにアウトレットに通うのか?一見、安さ!と思いがちですが、別の要素が強いようです。先日の日経新聞に掲載されていた情報によれば、「アウトレットで買い物をした事がある人の内、3人に1人の割合で、今後も利用すると応えています、そしてその最大の理由は楽しさ」と。
本調査は、日経産業地域研究所が行っており、全国の31か所の主要なアウトレット施設で購買経験や購買理由などを調べたものです。アウトレット施設に出かけた人の56%は購買経験があります。そして、今後の買い物をアウトレットで行うとしたら、その割合を「増やしたい」36%、「これまで通り」36%という結果が出ています。この数字を見ても、アウトレットでの購入は今後もステイ、若しくは増加する事が予測できます。
しかし、アウトレットの購買理由が「楽しいから」というのは面白いですね。6割強の男女がアウトレットでの購買が楽しいからと応えており、経済性の理由で購入している2割を理由の面から大きく差をつけています。
確かに、各モールはテーマを設けていて、アウトレットモール全体が1つのテーマの中で調和した作りになっています。例えば、米国の西海岸のイメージで統一した店作りや、森をテーマにデザインを統一したモールなどです。アウトレットモールの最大の売りは「安さ」ですが、それは顧客が初めから期待しているので、継続的な購買につなげるためにも「楽しい購買経験」を提供しているのでしょう。
もし、上記の理解をせずに、アウトレット=安売りの店!という認識でプロパーで販売をしている小売店が差別化を図ろうとしても太刀打ちできないでしょうね。非常に重要な視点だと思いました。
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2009年10月25日 日曜日
1.世の中に正解のあるものはいくつあるでしょうか?
2.ビジネスの世界で、重要だけど見えないものはどれくらいあるでしょうか?
上記のに対する答え、こう聞かれると殆どの人は、
1.正解のあるものの方が少ない
2.沢山ある
とお答えになると思います。
しかし、実際のビジネスに関わると、この回答はどこかへ行ってしまいがちです。
日本の教育では、6-3-3の12年、大学まで含めれば16年。
その殆どが、正解することに重きを置かれた教育をされています。○×問題や暗記で対応できる問題ですね。
発想の面白さやその論理性を評価される教育は殆どありません。
私は、この影響だと思いますが、
大抵の人は、ビジネスの世界でも、正解がない(或いは正解だと言ってもらえない)とどうも居心地の悪さを感じてしまうようです。
ビジネス書を読んでは正解を探す。色々なセミナーに主出席しては、正解を探す。正解を質問する。。。
聞かれた著者も、講師も正解は出せないし、知らないのです。正解を出す立場でもありません。
コンサルタントも然りです。
これらの人・物は、失敗の可能性を極限まで低くする、成功の確率を少しでも高める様々な視座を与えるに過ぎません。
正解を求める受け手と視座を与える人の間には当然、認知不協和が起きます。だから居心地の悪さを感じるんですね。
送り手は、視座を与える、受け手はその視座をヒントに様々なエッセンスを加えて進むべき(信じるべき)道を決める。
ということです。
以下、私が卒業したMBA(ビジネス・スクール)のマーケティング・ストラテジーの3時間の試験問題です。
*勿論、多少変えてあります。
下記のグループA・Bから商品を各1つずつ(合計2つ)選んで、キャンペーン戦略を考えてください。
分析、理由付けには消費者行動の理論を使ってください。
グループA:どちらか1つ選ぶ
1.明治ミルクチョコレート
2.コクヨキャンパスノート
グループB:どちらか1つ選ぶ
1.日産フェアレディZ
2.ナイキ・ジョギング・シューズ(スタイルは問いません)
これに正解ってあります?ないですよね。でもこういうケースはビジネスでは日常茶飯事ですよね。
次回は、
可視vs不可視について書きたいと思います。
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