2010年1月17日 日曜日
ワークショップやコンサルティングをさせて頂いている時、マーケティングや経営で考えられる成功要因なんて、後付け理論に過ぎない!と発言される機会が多くあります。私も、どちらかというと後付け理論という点において賛成です。しかし、先付けか後付けかは別として、理論として整理している事が重要だと思います。
実際、多くの理論は帰納的な方法で個々の事象から事象間の本質的な関係をあれやこれやと推論して、一般的な原理をまとめています。そして、そのように一般的に原理を示すことで、今度は演繹的に一般的な原理からここの事象を導きます。
ややこしく書きましたね。例えば、ある事象において、なんとなく成功したとします。もし、そのなんとなくの要因が体系化できなかったり、何らかの因果を見出すことが出来なければ、なぜ成功したのかを付きとめる事が難しくなります。これは独りで全てを完結して、同じような事象を二度と行う必要が無ければさほど問題ないことです。
しかし、ビジネスの世界では違います。同じような事象を繰り返し高い確度で達成する事によって、効率的に効果的に成果を上げ続ける事ができます。また、成果を上げ続けるためには、組織で行う必要性がでてきます。独りで出来る事には限界があるからです。もし、何らかの事象において、なんとなく成功した事があったとしても、なんとなくのままでは成功のメカニズムを解析することができません。となれば当然、再び成功する事が博打になるかもしれません。また、他者に説明して行動して頂く事も難しくなるでしょう。
そのために理論を活用するという1つの選択肢があります。なんとなく成功した要因を、世の中であれやこれやと言われている理論に当てはめて、なぜ成功したのかを考えてみます。これがフレームワークかもしれません。勿論、様々なフレームワークがあるので、どのフレームに当てはめて考えるかは当人のセンスや知識が必要です。しかし、枠に当てはめて考える事で、物事を単純化して考える事ができます。勿論、ぴったりはまる枠が存在するとは思いません。その時は、足りない部分やはみ出た部分だけ例外として、自身のオリジナルの考えを付け加えると良いと思います。
すると意外に何故成功したのか?これまで漠然と思っていた事が、筋道が見えてくるかもしれません。筋道が見えると言う事は、また成功するためには、何をどのように行動すると良いのかが見えてきます。筋道が見えると言う事は、他者にお伝えする事も容易になると言う事です。
もし、該当するフレームが無くても、今度は単純化する中で、あるいは何故、成功したのだろう?と考える中で自信で理論化してみればいいかもしれません。理論化するというと難しいかもしれませんが、成功した理由を整理して、再現性を持たせる方法を考えるのです。
勿論全ての理論は仮説です。ただ、仮説を設定する中で、成功しても失敗しても、常に戻ってなぜ成功したのか?なぜ失敗したのか?途中途中戻りながら確かめる事ができます。いわゆる検証です。すると、次にもっと効率的に成功するためには?失敗した理由はなんだったの?などが見えてくるでしょう。
なんとなくのままだと振り返りもできませんし、それを活かす事も難しでしょう。そのために体系化する。理論化する。整理する。そのひとつの方法が世の中で言われている様々な経営理論かもしれません。要は、なんとなくの事象をシンプルに分解するためのツールなのでしょう。
タグ:ビザイン, ビザインの脳みそ, ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング, 戦略コンサルティング
カテゴリー: ビザインの素 | コメントはまだありません »
2010年1月16日 土曜日
尊敬する友人と1日を共にする機会がありました。その中でのお話。
マーケティングって、色々言われているけど、結局売れるものは売れるし、売れないものは売れない。過去、日本におけるマーケティングは代理店が幅をきかせていて、広告宣伝を主体とした考え方が主だった。そのため、日本でのマーケティングは極めて偏っていたかもしれない。また、日本は単一国家で国民もそこまで多様で無かったので、皆が右に倣えで同じものを購入していた。そのためマーケティングが必要でなかったのかもしれない。
一方でマーケティングが上手な国民は欧米でした。国としては1つだが、多様な文化、宗教、人種、言葉が入り混じっています。このような国はセグメンテーションによって効果的にターゲティングが行いやすく、早い時期からSTPに代表される手法でマーケティングが行われていた。また、うまくセグメンテーションを行わないと、多様な人人の誰にも響かないため、自然とマーケティングの手法が取られていたのかも知れない。
結果的に、マーケティングの経験値がとても高く、日本が今から始めても、なかなか追いつく事が難しい。ただ、これからの日本を考えると、目には見えないけれども多様な人人になりつつある。代表的な格差もあるが、考え方がネットの普及によって、随分と多種多様になっている。そのような国において従来通りのセグメントを考えない、ターゲットをあまり意識しない手法では、売れるものも売れなくなるかもしれない。物が売れない時代に、これはかなり打撃が大きい。
マーケティングが国内の企業で必要とされている背景は、ここにあるかも知れませんね。
うーん、実に面白いなーとお話をしていました。
タグ:ビザイン, ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング, マーケティング, マーケティング戦略
カテゴリー: マーケティング | コメントはまだありません »
2010年1月13日 水曜日
イノベーションのジレンマ。破壊的技術が既存の技術を凌駕して、力関係が全く逆転して、いつしか既存の技術がシュリンクしていくという経営の世界では非常に重要な考え方です。この考え方、向こう15年は更に意識する必要があると思います。
それも、技術系のみの話では無く、サービス系でもです。理由は、新興国のニーズレベルと先進国のニーズレベルが、イノベーターズジレンマの考え方がうまく一致するからです。新興国のビジネスは、先進国の人から見ると、次元が異なるものとして捉えがちです。しかし、実はそのニーズは、イノベーターズジレンマでいいうところの破壊的技術に相当する!と仮定すると、イノベーターズジレンマが世界規模で起こっている!と考えることができます。
つまり、現在新興国で満たされている技術やサービスは、新興国のニーズレベルを満たしていますが、時間の経過とともにいつしか、先進国のニーズをも満たしてしますのです。すると、新興国でこれまで下位の技術やサービスとして認知されていたものが、新しいスタンダードとなり、先進国のそれと置き換わるというシナリオです。
クリステンセンの理論では、破壊的技術がローエンドのスペックを超えるまでに10年とか20年というスパンがありました。しかし、新興国で起きている現象は、そのスパンが3年とか5年とかの時間間隔で起きてくると思います。
GEなどは、この事に対して既に布石を敷いています。つまり、あえて新興国のニーズレベルに合わせた製品・サービスを新興国で提供しているのです。そして、今後、先進国のニーズレベルを超えて、製品やサービスの入れ替えを狙っているかのようにです。
このシナリオは、日本にとって否定的です。日本の経済成長率は、既存の商品をベースに勝負しているとすると、新興国の商品にいつの間にか塗り替えられる可能性があるからです。となると、日本にとって成長が更に鈍化する事を意味します。
こんなシナリオ、ただの理論上の戯言に過ぎない事を願いつつ。
タグ:ビザイン, ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング, 戦略コンサルティング
カテゴリー: 戦略 | コメントはまだありません »
2010年1月4日 月曜日
ムラタセイサク君。村田製作所の代名詞ともいえる自転車型ロボット。
最近の紙面には、「理科は好きですか」というコピーで度々登場しています。ムラタサイセク君の中には村田製作所の様々なテクノロジーが組み入れられていますが、何と言ってもその動きが愛らしいです。B2Bの企業ですが、彼を用いたブランディングによって、理系離れの新入社員の心をつかむ事に成功しています。
今度は、将来の新入社員に向けてのメッセージでしょうか?ムラタセイサク君を通して、疑問を持つことの楽しさや、科学や自然に興味を持つことの面白さを提供しているようです。
タグ:ビザイン, ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング, ブランディング, マーケティング, マーケティング戦略, 戦略コンサルティング
カテゴリー: マーケティング | コメントはまだありません »
2010年1月2日 土曜日
年末年始は長崎の実家に帰省しています。父と話をしていると、時々、なるほどという言葉を耳にします。
例えば、父曰く。
「高級腕時計をはめて、時間に遅れてくれる奴はボンクラ(能力が低い、使えないなど否定的な意味)、そんな奴は安時計をしておいたがりこもん(利口者)」
物の価値を分からなければ、せっかくの物が価値を発揮できない。また、その物に応じた人でなければその価値を活かす事も出来ない。背伸びをせずに、等身大である事の重要性を説いています。
例えば、父曰く。
「腐った木は燃えるのも早い」
暖炉の薪をとりに行っている時に、薪と人を例えて話をしていました。軽くて中が腐り始めた木は火がついてもすぐに燃え尽きてしまいます。乾燥しただけで腐っていない堅い気は、火がついても持続します。人も同じで、心(この場合、信・芯・清・真かもしれません)を持ち続けている人は、モチベーションが持続するのです。
的を射た発言。新年から父もバリバリ活動している。
タグ:ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング
カテゴリー: ビザインの素 | コメントはまだありません »
2009年11月27日 金曜日
昨日、髪を切りに行きました。比較的ショートなので、髪を切る周期は1カ月に1回程度です。福岡に来てから、ずーっと同じ担当者にお願いしています。
その時のお話です。「最近、お客さんが髪を切りに来る周期を長くしているようです。」と。特に、女性のお客さんはその傾向が如実にでています。女性が髪を切る頻度が高いと思っていましたが、ロングであれば、多少伸びてもまとめたり、アレンジ次第では3カ月程度は切らなくても大丈夫だとか。どうしてもって時は、前髪だけ切りに来て、費用を抑えているようです。
現在、世の中は通常時ではありません。景気の低迷も続きます。政府はデフレの宣言をしていますが、そもそも日本経済は2001年にデフレに陥ってから正式にはデフレ脱却をしていなかったと思います。明確にデフレ脱却の宣言なしに、なんとなく景気が良くなったと思っていたら、実は再びデフレに陥った、というよりなんとなくの景気の良さが勘違いだった、というのが現状のように感じます。
まさに日本は長期低迷を続けているのです。
そうなると、景気を下支えする消費者の動きに変化がでるのも納得できます。景気が悪いのが続けば、職を失う可能性すらあるわけですから、当然支出を減らすようになります。そうして、消費者は、次のような行動に出るでしょう。
①より低価格の商品やブランドに向かう
②不要不急の買い物を控える、あるいは先延ばしにする
③遠方の移動を控え、職場や自宅近辺の活動が主になる
①より低価格の商品やブランドに向かう
例えば、ナショナルブランド(NB)の商品ではなく、プライベートブランド(PB)やノーブランドの商品を購入する消費者が増えてきます。この消費者行動の変化で特に打撃を受ける企業は、ブランド力がそこまで強くない高価格帯商品を扱っている企業、ブランドです。
②不要不急の買い物を控える、あるいは先延ばしにする
例えば、車、家、大型家電、贅沢な休暇の過ごし方、などが相当します。こうした商品を提供している企業は、経費を切り詰め、在庫を圧縮する、場合によっては人員整理をしなければならなくなります。当然、この仕入先やその従業員も影響を受け、それによって関わるステークホルダーの購買力が更に低下して、買い控えが雪だるま方式で増加するでしょう。
今回の髪を切る周期を先送りする話は、こちらに相当するでしょう。他にも、スーツや普段着なども新たに購入する周期が長くなり、上記と同じ現象が起こってくると思います。
③遠方の移動を控え、職場や自宅近辺の活動が主になる
この影響は、遠方から顧客を集めて商品を提供する企業に打撃を与えます。一方で、家庭内での食事や、家庭内での娯楽に費やす時間が増えるので、こちらの商品は少し場から上向き加減になると思います。経済の本に良くあるように、景気が悪くなると、サザエさんの視聴率が上がるのは、日曜日の夕方に家庭にいる確率が増加するからなのです。
タグ:ビザイン, ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング, 福岡, 行動心理学, 顧客価値
カテゴリー: マーケティング | コメントはまだありません »
2009年11月26日 木曜日
景気が悪くなると真っ先に削られるのがマーケティングの費用。大手企業であれば、CMO(最高マーケティング責任者)やマーケティング統括責任者が、マーケティング費用を削減されると、売上が減少する事をCEOやCFOに説明する事でしょう。
しかし、多くの場合、彼らを納得させるには勝ち目がないかも知れない。そこでメリハリをつけて削減する事を考えうでしょうが、何を焦点に考えると良いのでしょう。
例えば市場調査。波乱時代に顧客のニーズやウォンツの変化は目まぐるしく変わるのである程度の市場調査は必要です。そうでなければ、勘や経験や度胸に頼った非科学的なマーケティングになるからです。かといって調査開始から3、4カ月もかかる大規模な意識調査などは中止の対象と考えても良いかも知れません。時間ももったいないし、mROIを考えるとコストがかかりすぎるからです。
例えば商品。たいてい、現在大ヒットしている商品、昔からの定番商品、売れ行きの悪い商品に大別できます。売れ行きの悪い商品は今こそ整理の対象となるでしょう。また、売れ行きの良い商品もフル装備のラインナップであれば、機能を削減した商品にダウングレードする事で経費を削減できるかもしれません。多くの商品は、スペックオーバーで顧客からしても全ての機能を使いきる事は無いでしょう。そのかわり、機能を絞ってもらい、ある程度価格を落としてもらった方が顧客にとってもありがたい話になるかも知れません。
新製品を導入・検討している場合はどうでしょう。今だから積極的に攻める。正しい戦略ですが、焦る必要はありません。新製品がサイズ違いや風味の違いなどであれば、少しとどまる事をお勧めします。むしろ、現状の商品の廉価版や逆に高価版などは求める客がいるかもしれません。ポイントは、顧客ニーズの実需に沿った新製品である必要があります。企業側の都合で新製品を出している場合は即刻、整理の対象とした方が良いでしょう。
例えばサービスの提供。商品の購入後に、設置や保守、研修やアップグレードなど様々なサービスがあると思います。サービスを提供する事は購買後の満足度を高め、リピート購買に結び付けるためとても重要です。しかし、コストを圧迫するようなサービスがあった場合は、オプションとして料金を頂く事を検討しましょう。
例えばテレビ広告費。テレビ広告のmROIを真剣に考えてみると良いでしょう。もし、効果が分からない場合は即刻中止をお勧めします。効果が分からないから漢方薬のように飲み続けているのは科学的と言えません。これは、他の媒体でも然りです。新聞、雑誌、ラジオ、看板など従来の広告媒体はmROIが低く、また、その効果も実証されないまま、なーなーで広告を出している場合が多いです。分かりにデジタルメディアを用いたブログ屋Webサイトは広告効果が明確に分かり、mROIは非常に高いので、こちらにシフトしても良いかも知れません。ポイントは、ターゲット顧客に対して現在行っている媒体が本当にもっともフィットしていて、効果が高いのか?という検証が不明確なものは、ばしばし削っても差支えは無いとかんがえます。
例えば流通。企業の多くが中間業者を通して商品の販売をしています。これだけ波乱を迎えているのだから、バッサリ切ってダイレクトにして利益率を高めたいところだけど、逆に取引先を減らす事で売上を減らす事になるかもしれません。そこで、中間業者に対しての支援に力を入れる事も考えられます。つまり。これまで以上にやる気を起こしてもらうのです。こちらの商品の量を増やしてもらう事が、相手にとってのメリットにつながる事を解き、更に取扱量を増やす事が出来ないのか?考えてもらいましょう。これは虚を突いたアプローチかもしれません。
なんども言いますが、何も考えずに一律カットなんぞ、最悪最低の取り組みです。それでも経費を削減しなければならないときは、まず、顧客、ライバル企業、取扱業者、仕入先の状況など、基本的な現状を正確に把握しましょう。そして、考えられるオプションを行使した時に、マーケティング活動にどのような影響が起こるのかのシミュレーションを行いましょう。そして、もっとも現実的なシナリオを考えて一律カットではない戦略的な経費削減を行うのが理想の姿だと思います。
タグ:ビザイン, ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング, マーケティング戦略
カテゴリー: マーケティング | コメントはまだありません »
2009年11月24日 火曜日
景気が悪くなるとコスト削減のために、全ての部門のコストを一律に削減する企業を多く見ます。特に、マーケティングや人材教育費などは問答無用に削減されています。短期的には経費が浮くでしょうが、景気が戻ってくる頃には、競合する企業や全く違ったプレーヤーに差をつけられるばかりでしょう。
企業の業績が優れなくても、自社のコアには投資を続け、将来の仕事を継続的に作りだす事が必要です。このように書くと、言葉で言ってもと思われるでしょう。しかし、どうでしょうか?儲かっている時にも、一律に全ての事業に投資を拡大しますか?きっとポートフォリオを組んで、より尖った投資を行う意思決定をするでしょう。
儲かっている時も、儲かっていない時も、メリハリをつけて、得意分野にフォーカスを絞り、そので利益を出せる体質を作る事が今後の不確実な世界で戦っていくためには重要な事です。
そんな中、とある中堅企業では、経費を削減するのではなく、部門間のコミュニケーション・ロスを見出して、それによって生じていたネガティブな要素を削減する試みで業績を回復している企業があります。部門間に壁があり、互いの情報を共有できていないために営業のロスが出ていたり、取れるはずの仕事を逃していたりしていました。
そこで、営業部門と現場部門が密にコミュニケーションを行えるように事務所を1つにまとめました。始めは、移動にややロスが出たそうですが、互いが有機的に情報を交換する事で2度手間、3度手間が省け、結果的に効率が30%向上したそうです。
それから従来の営業の提案と言えば、とにかく1円でも価格を下げる事!と考えていたようですが、現場と営業が密にコミュニケーションを図る事で、顧客が望んでいるニーズやウォンツが顕在化し、それに対しての提案をするようになったそうです。結果、提案する価格は高くなりましたが、顧客のニーズに沿っているため、競合することなく新規の受注につながっています。
同業他社と同じ動きを取ったところで体力がある企業が残り、体力が無い企業はすたれます。生き物の生存競争と同じです。生き残るために、いや、成長するために、今だからこそ、他社と違ったポジショニングを明確に示して、全ての分野で拡大するのではなく特定の分野に絞り切って売上よりも利益率を高める動きをする事で、ピカピカに生まれ変わることだって可能なのです。
タグ:ビザイン, ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング, マーケティング戦略, 戦略コンサルティング
カテゴリー: 戦略 | コメントはまだありません »
2009年11月18日 水曜日
皆さんは”交渉”をしていますか?
という質問に何と答えますか?この質問に”いいえ”と答えるこのできる人はいません。
仕事であれ、プライベートであれ、或いは自分一人でも、実は毎日交渉の連続なのです。
この”交渉”。実は、単に交渉ではなく、”アートであり、サイエンス”なのです。
私は、仕事でも、プライベートでもしょっちゅう交渉をしています。また、MBAの科目のでも日本語訳すると効果的交渉学という科目を勉強しました。これらの経験の中で強く感じることがあります。
交渉とは、当事者同士が問題解決を図ることなのです。
本来、実質的・本質的な問題の発生とその認識とその解決が交渉のスタートなはずなのです。
しかし、多くのケースで、交渉か進むにつれて、実質的・本質的な問題が、感情と立場の問題にすり替わっているのです。
例えば、買った商品の不良に対応して欲しいという交渉が、いつの間にか、この商品を製造した会社に問題がある、この会社が憎い、販売の担当者に文句がある、、、となるわけです。こうなるともう大変です。真摯な大人の協議とは全く無縁の疑心暗鬼の世界・負のスパイラルにまっしぐらです。
こうなった場合の解決策は?これは、ここでは記述しませんが、一つだけ。Go to the Balconyです。一度、第三者の視線で、現在行っている交渉を階上のバルコニーから見下ろしてみてください。実質・本質的問題点の相互認識はなされているか?立場を守る、感情をぶちまけることにすり替っていないか?もし、間違いに気づいたら、階下の議場に戻って、立場と感情は後にして、実質的・本質的問題の解決に取り組みましょう。
最後にもう一つ事例を。
「恋人・夫婦の会話編」
正月休みの旅行の計画を立てようとなったとします。これは、お互い休みを利用して楽しむ、癒しを得ることが本質的な問題のはずです。
ところが、大変です。彼は「東京に行きたい」、彼女は「沖縄にいきたい」となりこれが中々決まらない。すると、この前の休みは、君の行きたい場所にいったぞ、だから今度は譲れない!とかいつも貴方は譲歩しないわ。そこがむかつくわ!となる。二人で楽しむための本質的な問題が、今度は自分の立場を優先させろとか、感情のぶつけ合いに発展するわけです。
おいおい、二人で楽しむための計画だろ?
僕は、「これこれ1の理由で東京がいいんだよ。」。私が沖縄に行きたいとおもった理由は「これこれ2よ」。「なんだそうだったのか!」。「これこれ1とこれこれ2が両方ともできる○○に行くのはどう?」
「それだ!」となり、そして「あなた愛しているわ。」「君も愛しているよ。」となるわけです。
タグ:ビザイン, ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング, 交渉学, 戦略コンサルティング
カテゴリー: その他 | コメントはまだありません »
2009年11月15日 日曜日
このようなことを知りたい場合、購買に至るまでの各ステージを一つ一つ感だけではなく、科学的に検証してみることを
オススメします。
購買に至るまでのステージには、
AIDMA
AISAS
マインドフロー(佐藤義典氏)
などなど様々なモデルがあります。
*上記それぞれに内容については、googleってみてください。(ご自身で調べることに価値があります!)
そして、ご自身のビジネスでもっとも最適なモデルはどれかご検討ください。
以下は、佐藤義典氏提唱のマインドフローモデルです。
顧客が購買に至るまでは、以下のステージ、順を踏むと考えます。
(しかし、日用品など、一瞬で手にとって購入するものは除きます。)
認知 : 知らなければ興味を持たない(商品・ブランドを広告などで知る)
↓
興味 : 興味が無ければ行動しない(キャッチコピーや宣伝内容から商品に興味を持つ)
↓
行動 : 行動しなければ、買おうと思わない(HPを見る、店に行く、資料請求するなどの行動をする)
↓
比較 : 競合商品と比べて勝っていなければ買わない(競合商品と価格、性能などを比較する)
↓
購買 : 買わなかったら使わない(お金を出して購買する)
↓
利用 : 使わなかったら愛情を持たない(マニュアルなどを見ながら使う、食べる)
↓
愛情 : ファンにならなければ、リピートしてくれない(気に入ってリピート、口コミする)
さて全体の各ステージでどこが一番ボトルネックか?
或いは、各ステージで何かできるか?改善できるか?
と考えてみると、状況を改善するヒントになると思います。
どうしたら、行動(資料請求、来店など)するだろう?行動(資料請求、来店など)しやすくするための手だては?
顧客は必ず比較しますので、比較で勝ち抜くには?
ボトルネックとは、
前ステージから急激に割合が落ちるステージがボトルネックということです。
例えば、
行動まではするが、購買すなければ、比較のステージに問題があるわけです。
いずれにせよ、上記のようなモデル、フレームワークを用い、検討してみることをオススメします。
何もなく感やスタッフへの聴取だけで判断しないようにしましょう!
感や、個人の思い込みはもっともNGです!
タグ:AIDMA, AISAS, ビザイン, ファンキー、カジュアル、フランクなコンサルティング, 戦略コンサルティング
カテゴリー: マーケティング, 戦略 | コメントはまだありません »