水永 政志 (単行本 – Feb 2006) の ‘入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識’ http://amzn.to/fwAm59
を読んで、自身の仕事柄感じていることが整理できたので、ご紹介させていただきます。
上記著書の中で、筆者は、ベンチャーが陥りがちな失敗として事例を挙げています。
その前に、成功の要因は様々であり、法則として整理すること困難であるが、失敗には共通項があるとして紹介しています。
M&Aのアドバイザーを業としている私も仕事がら、成功企業から、窮地に追い込まれている企業まで様々な場面に出くわしており、筆者の挙げる失敗はその通りであり、是非皆様にも知っていただきたくご紹介させていただいきます。
1.サンクコストの呪縛
サンクコストとは日本語にすると埋没費用といいます。
このサンクコストとは、もう何をしても取り返すことのできないコストのことです。
例えば、あるプロジェクトに投資をしていて、そのプロジェクトを止めたとした場合、 既につぎ込んだ投資は戻ってきませんね。
この戻らないコストのことです。
このサンクコストを取り戻そうと、新たな投資をすることで窮地に陥る会社が多いと指摘しています。
中止を決断する勇気も時には必要です。
2.機会コスト
あるプロジェクトを選択したとします。このプロジェクトのコストは、いくらでしょうか?
このプロジェクへの投資額でしょうか?
違います。一つ大切なことを忘れています。
このプロジェクトのコストには、このプロジェクトを選択したことによって、選択されなかった他のプロジェクトで得られたであろう果実も含まれるのです。
3.(これは私が追加したものです。)過分散化
一見シナジーがあり、同じような事業に見えても、実は必要な経営リソース、人材、マーケットアプローチが全く違うものであるのに、あまりに安易に手を広げていることが業績不振の一因になっているケースです。
これは本当に、散見されるケースですので、一度自社の事業を見直してみる必要があると思います。
この過分散化は、上記2.の機会コストのロスにも繋がります。
以上ですが、一度、上記の目線で自社を顧みるのも、良いかと思います。
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