2009年11月28日 土曜日
サンクコスト。日本語で埋没コスト、或は埋没費用といいます。
以下、wikipediaからの転載です。
埋没費用(まいぼつひよう)ないしサンク・コスト (sunk cost) とは、事業に投下した資金のうち、事業の撤退・縮小を行ったとしても回収できない費用をいう。
例
ある映画のチケットが1800円であるとする。しかし映画が余りにもつまらない時、1800円払った映画を見るべきか、それとも映画館を出て残りの時間を有効に使うかが問題となる。
▪ 映画を見るのを止めた場合:チケット代1800円は失うが、上映時間を有効に使うことができる。
▪ 映画を見続けた場合:チケット代1800円に加え、約2時間(上映時間)を失う。
この場合、チケット代1800円が埋没費用となる。この埋没費用は、どの選択肢を選んだとしても回収できない費用である。そこで時間を浪費してまで、つまらないと感じる映画を見続けることは合理的な選択とはいえない。残りの上映時間を有効に使うことが合理的な選択となる。
例2
ある映画のチケットが1800円であるとする。このチケットを紛失したとき、再度チケットを購入してでも映画を見るべきか否かが問題となる。まず、はじめにチケットを購入したということは、その映画を見ることが1800円の代金に値すると感じているはずである。ならば、再度チケットを購入してでも映画を見ることが経済学的には合理的な選択といえる。既に紛失してしまったチケット代は前述の埋没費用にあたるものだから、選択においてはこれを考慮に入れないことが合理的だからである。
ここまで。
さて、このサンクコスト。上記を読んだら、分かる通りもう取り戻せないコストです。
決して難しいものではありません。
しかし、合理的な行動だけをしないのが人間です。感情や思い入れがあるのも人間です。
説明されれば分かるサンクコスト。しかし、思い入れのあるプロジェクト/投資に対して、このサンクコストの呪縛から抜け出せないケースは、企業の大小に関係なく非常に多くみられます。
あなたの事業ではどうでしょうか?
投資回収にごだわり過ぎてコストの増幅、赤字の拡大が起きていませんか?再投資の機会を逃していませんか?
サンクコストはもう取り戻せないのです。
今回は、費用や金銭的支出という側面だけを取り上げましたが、実はこのサンクコスト、心理的側面でも同じように考えることができます。
過去の成功体験、創業者の作り上げた理念などなど。。。
これらの呪縛から逃れられない会社、組織も実に多いのです。
時には、見切りの美学です。
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2009年11月28日 土曜日
「あなたのビジネスには戦略が無い!」なんて事を銀行や投資家からいわれたことがある。
「きみは戦略が無いな、もっと考えて行動するように」なんて事を上司から言われたことがある。
いろいろ考えているのに、何故、決まって戦略が無い!なんて事を言われるのでしょうか?
そもそも戦略っていった何なのでしょうか?
本日、福岡の某所主催の戦略セミナーで、上記のような問いかけに対して、皆さんで考える、ワークショップを開催しました。短い時間でしたが、そうか!そういう事か!というスッキリした顔にみるみる変わって行く様子が分かりました。ワークショップが終わる頃にはモヤモヤ感が抜けた!といった感じでした。
実際の感想も、何を考えて行動をしなければいけないかが明らかになりました!と嬉しい声が多数ありました。
皆さん、お疲れさまでした!
参加者の方々、お疲れさまでした!
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2009年11月27日 金曜日
昨日、髪を切りに行きました。比較的ショートなので、髪を切る周期は1カ月に1回程度です。福岡に来てから、ずーっと同じ担当者にお願いしています。
その時のお話です。「最近、お客さんが髪を切りに来る周期を長くしているようです。」と。特に、女性のお客さんはその傾向が如実にでています。女性が髪を切る頻度が高いと思っていましたが、ロングであれば、多少伸びてもまとめたり、アレンジ次第では3カ月程度は切らなくても大丈夫だとか。どうしてもって時は、前髪だけ切りに来て、費用を抑えているようです。
現在、世の中は通常時ではありません。景気の低迷も続きます。政府はデフレの宣言をしていますが、そもそも日本経済は2001年にデフレに陥ってから正式にはデフレ脱却をしていなかったと思います。明確にデフレ脱却の宣言なしに、なんとなく景気が良くなったと思っていたら、実は再びデフレに陥った、というよりなんとなくの景気の良さが勘違いだった、というのが現状のように感じます。
まさに日本は長期低迷を続けているのです。
そうなると、景気を下支えする消費者の動きに変化がでるのも納得できます。景気が悪いのが続けば、職を失う可能性すらあるわけですから、当然支出を減らすようになります。そうして、消費者は、次のような行動に出るでしょう。
①より低価格の商品やブランドに向かう
②不要不急の買い物を控える、あるいは先延ばしにする
③遠方の移動を控え、職場や自宅近辺の活動が主になる
①より低価格の商品やブランドに向かう
例えば、ナショナルブランド(NB)の商品ではなく、プライベートブランド(PB)やノーブランドの商品を購入する消費者が増えてきます。この消費者行動の変化で特に打撃を受ける企業は、ブランド力がそこまで強くない高価格帯商品を扱っている企業、ブランドです。
②不要不急の買い物を控える、あるいは先延ばしにする
例えば、車、家、大型家電、贅沢な休暇の過ごし方、などが相当します。こうした商品を提供している企業は、経費を切り詰め、在庫を圧縮する、場合によっては人員整理をしなければならなくなります。当然、この仕入先やその従業員も影響を受け、それによって関わるステークホルダーの購買力が更に低下して、買い控えが雪だるま方式で増加するでしょう。
今回の髪を切る周期を先送りする話は、こちらに相当するでしょう。他にも、スーツや普段着なども新たに購入する周期が長くなり、上記と同じ現象が起こってくると思います。
③遠方の移動を控え、職場や自宅近辺の活動が主になる
この影響は、遠方から顧客を集めて商品を提供する企業に打撃を与えます。一方で、家庭内での食事や、家庭内での娯楽に費やす時間が増えるので、こちらの商品は少し場から上向き加減になると思います。経済の本に良くあるように、景気が悪くなると、サザエさんの視聴率が上がるのは、日曜日の夕方に家庭にいる確率が増加するからなのです。
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2009年11月26日 木曜日
景気が悪くなると真っ先に削られるのがマーケティングの費用。大手企業であれば、CMO(最高マーケティング責任者)やマーケティング統括責任者が、マーケティング費用を削減されると、売上が減少する事をCEOやCFOに説明する事でしょう。
しかし、多くの場合、彼らを納得させるには勝ち目がないかも知れない。そこでメリハリをつけて削減する事を考えうでしょうが、何を焦点に考えると良いのでしょう。
例えば市場調査。波乱時代に顧客のニーズやウォンツの変化は目まぐるしく変わるのである程度の市場調査は必要です。そうでなければ、勘や経験や度胸に頼った非科学的なマーケティングになるからです。かといって調査開始から3、4カ月もかかる大規模な意識調査などは中止の対象と考えても良いかも知れません。時間ももったいないし、mROIを考えるとコストがかかりすぎるからです。
例えば商品。たいてい、現在大ヒットしている商品、昔からの定番商品、売れ行きの悪い商品に大別できます。売れ行きの悪い商品は今こそ整理の対象となるでしょう。また、売れ行きの良い商品もフル装備のラインナップであれば、機能を削減した商品にダウングレードする事で経費を削減できるかもしれません。多くの商品は、スペックオーバーで顧客からしても全ての機能を使いきる事は無いでしょう。そのかわり、機能を絞ってもらい、ある程度価格を落としてもらった方が顧客にとってもありがたい話になるかも知れません。
新製品を導入・検討している場合はどうでしょう。今だから積極的に攻める。正しい戦略ですが、焦る必要はありません。新製品がサイズ違いや風味の違いなどであれば、少しとどまる事をお勧めします。むしろ、現状の商品の廉価版や逆に高価版などは求める客がいるかもしれません。ポイントは、顧客ニーズの実需に沿った新製品である必要があります。企業側の都合で新製品を出している場合は即刻、整理の対象とした方が良いでしょう。
例えばサービスの提供。商品の購入後に、設置や保守、研修やアップグレードなど様々なサービスがあると思います。サービスを提供する事は購買後の満足度を高め、リピート購買に結び付けるためとても重要です。しかし、コストを圧迫するようなサービスがあった場合は、オプションとして料金を頂く事を検討しましょう。
例えばテレビ広告費。テレビ広告のmROIを真剣に考えてみると良いでしょう。もし、効果が分からない場合は即刻中止をお勧めします。効果が分からないから漢方薬のように飲み続けているのは科学的と言えません。これは、他の媒体でも然りです。新聞、雑誌、ラジオ、看板など従来の広告媒体はmROIが低く、また、その効果も実証されないまま、なーなーで広告を出している場合が多いです。分かりにデジタルメディアを用いたブログ屋Webサイトは広告効果が明確に分かり、mROIは非常に高いので、こちらにシフトしても良いかも知れません。ポイントは、ターゲット顧客に対して現在行っている媒体が本当にもっともフィットしていて、効果が高いのか?という検証が不明確なものは、ばしばし削っても差支えは無いとかんがえます。
例えば流通。企業の多くが中間業者を通して商品の販売をしています。これだけ波乱を迎えているのだから、バッサリ切ってダイレクトにして利益率を高めたいところだけど、逆に取引先を減らす事で売上を減らす事になるかもしれません。そこで、中間業者に対しての支援に力を入れる事も考えられます。つまり。これまで以上にやる気を起こしてもらうのです。こちらの商品の量を増やしてもらう事が、相手にとってのメリットにつながる事を解き、更に取扱量を増やす事が出来ないのか?考えてもらいましょう。これは虚を突いたアプローチかもしれません。
なんども言いますが、何も考えずに一律カットなんぞ、最悪最低の取り組みです。それでも経費を削減しなければならないときは、まず、顧客、ライバル企業、取扱業者、仕入先の状況など、基本的な現状を正確に把握しましょう。そして、考えられるオプションを行使した時に、マーケティング活動にどのような影響が起こるのかのシミュレーションを行いましょう。そして、もっとも現実的なシナリオを考えて一律カットではない戦略的な経費削減を行うのが理想の姿だと思います。
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2009年11月24日 火曜日
戦略がない!実に戦略がない!もったいない!とまま思う、今日この頃です。
この閉塞感のある時代の次の一手は?何に投資するか?何に投資しないか?
お客さんが来店してくれない。。。
この商品、サービスには自信があるどうやって戦略を組み立てるか?
戦略なき、打ち手(戦術)は、羅針盤を持たずに航海に出るに等しいんです!
戦略は単純、だけどその構築と実践は正直、簡単ではありません。
リーダーシップ、人事組織、財務会計、マーケティング、経済学、E-コマースなど
あらゆるビジネス・ナレッジ、スキルが必要となります。
これには相当の努力と一定の時間が必要です!
しかし、時間は止まってくれません。
刻々と変わるビジネスを取り巻く環境の中、今すぐ戦略を構築し、実践に移したい!
そんな方のために私達は存在します。
私達の戦略策定支援はちょっと違います。
戦略を策定するのは「あなた自身!」。私達ではありません。
私達がお手伝いするのはファシリテーション。
戦略を立てることができるように、色々な角度から優しい言葉で質問します。考え方を優しい言葉でお教えします。
ワイワイガヤガヤ楽しく、厳しくご一緒します!
1カ月から2カ月で頭と気持ちが晴れる戦略をご一緒に作ります!
次の戦略は我々なしで立案できるように。。。。
是非ご相談ください。
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2009年11月24日 火曜日
景気が悪くなるとコスト削減のために、全ての部門のコストを一律に削減する企業を多く見ます。特に、マーケティングや人材教育費などは問答無用に削減されています。短期的には経費が浮くでしょうが、景気が戻ってくる頃には、競合する企業や全く違ったプレーヤーに差をつけられるばかりでしょう。
企業の業績が優れなくても、自社のコアには投資を続け、将来の仕事を継続的に作りだす事が必要です。このように書くと、言葉で言ってもと思われるでしょう。しかし、どうでしょうか?儲かっている時にも、一律に全ての事業に投資を拡大しますか?きっとポートフォリオを組んで、より尖った投資を行う意思決定をするでしょう。
儲かっている時も、儲かっていない時も、メリハリをつけて、得意分野にフォーカスを絞り、そので利益を出せる体質を作る事が今後の不確実な世界で戦っていくためには重要な事です。
そんな中、とある中堅企業では、経費を削減するのではなく、部門間のコミュニケーション・ロスを見出して、それによって生じていたネガティブな要素を削減する試みで業績を回復している企業があります。部門間に壁があり、互いの情報を共有できていないために営業のロスが出ていたり、取れるはずの仕事を逃していたりしていました。
そこで、営業部門と現場部門が密にコミュニケーションを行えるように事務所を1つにまとめました。始めは、移動にややロスが出たそうですが、互いが有機的に情報を交換する事で2度手間、3度手間が省け、結果的に効率が30%向上したそうです。
それから従来の営業の提案と言えば、とにかく1円でも価格を下げる事!と考えていたようですが、現場と営業が密にコミュニケーションを図る事で、顧客が望んでいるニーズやウォンツが顕在化し、それに対しての提案をするようになったそうです。結果、提案する価格は高くなりましたが、顧客のニーズに沿っているため、競合することなく新規の受注につながっています。
同業他社と同じ動きを取ったところで体力がある企業が残り、体力が無い企業はすたれます。生き物の生存競争と同じです。生き残るために、いや、成長するために、今だからこそ、他社と違ったポジショニングを明確に示して、全ての分野で拡大するのではなく特定の分野に絞り切って売上よりも利益率を高める動きをする事で、ピカピカに生まれ変わることだって可能なのです。
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2009年11月23日 月曜日
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2009年11月20日 金曜日
去年から人気が出始めたカレー鍋。今年も引き続き注目され、今後の定番の鍋メニューになるようです。鍋と言ったら福岡では水たきやモツ鍋ですが、今年はトマト鍋がダークホースかもしれません。
カレー鍋の出現によって、いわゆる超定番の鍋メニューに多様化の動きが出始めて、カレーに飽きた消費者や、カレー鍋以外を求めている食品業界のバイヤーが目を付けているのがトマト鍋。ぐるなびが調査したデータによると、トマト鍋に興味を持つ飲食店は約4割。まだまだメジャーになっていないメニューにも関わらず、飲食業界では早くも注目を集めている事がわかります。
また消費者もトマト鍋に興味を持ち始めているようです。同調査で、トマト鍋の検索キーワードが徐々に上位を占めているのです。飲食店側のトマト鍋の興味の理由は、鍋のバリエーションを増やしたい事。更に、ヘルシーなイメージがあり、女性との関連も考えているようです。
飲食店を離れて家庭用のレトルトスープでトマト鍋のヒットも出ています。カゴメのトマト鍋です。これまで、カゴメでは、ブイヤベースのトマト風味の鍋のスープを販売していました。しかし、こちらの料理を完成させるには、具材に一人300円から400円かかります。これだと4人家族のお家にはとっても高級な料理になってしまうため、販売不振という結果でした。
そこでカゴメのマーケターは考えたのでしょう。世の中のカレー鍋ブームに乗って、トマト鍋をと。多くの企業が同じカレー味で勝負をしていた頃、自社の強みを活かしてトマト土壌に持ち込みます。そして、昨今の景気の冷え込みを考えて料理のおかずに悩む子持ちの主婦をターゲットにしたのです。コンセプトはケチャップとソーセージ。子供が喜ぶメニューで、お手軽で、安価。
家庭回帰が進む昨今、こちらのトマト鍋が徐々に売れ始め、現在では売り切れが出るほどの反響です。最近は、「トマトのベーアー君」を登場させてカゴメ得意の集中的なテレビコマーシャルを使って、一気にトマト鍋のマス広告を初めています。お財布の中も気温も急激に冷え切った年末に向けて、ほくほくのトマト鍋が家庭に登場する機会が増えそうです。
因みに、このトマト鍋。最後のしめにご飯と卵を入れたらオムライスに、パスタを入れたらナポリタンに、とその変化ぶりには主婦も子供も大喜びでしょう。
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2009年11月20日 金曜日
ブランド・アイデンティティ或いはブランド・ポジショニングを見込み顧客に伝え、理解してもらい、そのブランドに対してロイヤリティを持ってもらうには、購買前体験、購買体験、購買後体験のすべての顧客コンタクトの場面で、一貫したメッセージを伝え、感じてもらわなければなりません。
つまり、上記の3つのステージ全てもあらゆるシーンにおいて、ブランドの約束を果たさなければなりません。と書くことは簡単ですが、これは至難の業です。。。
そもそも、構想・構築したブランド・アイデンティティが競合他社との差別化ができているか?
その差別化は、お客様の利益になるか?
見込み顧客の設定に間違いはないか?
ブランドのアイデンティティを従業員が理解しているか?
という問題があります。
これを万が一にでもクリアーできたとしても、それを伝え、約束を守れるか?
という難題に直面することになります。
上記の3つのステージで、特に忘れられがちなのが、”購買後体験”でブランドの約束を果たすことです。新規の顧客を取り、購買してもらうまでには、適切な資源配分と方法がとられているか否かは別として、多くの企業は一生懸命になります。
しかし、ブランドの約束を守り、故にそのブランドにロイヤリティを持ってもらう決定的なステージは、購買後体験のステージです。
そして、実は、購買までのステージを改善するより、大生にしてこの購買後体験を改善する方が、コストも安く、即効性があるんです!
この購買後体験でステージにおいて、顧客にブランド・ロイヤリティを持ってもらう方法は様々あります。どんな方法があるか?そしてそれを実践しているか?
頭の体操してみましょう!
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2009年11月18日 水曜日
皆さんは”交渉”をしていますか?
という質問に何と答えますか?この質問に”いいえ”と答えるこのできる人はいません。
仕事であれ、プライベートであれ、或いは自分一人でも、実は毎日交渉の連続なのです。
この”交渉”。実は、単に交渉ではなく、”アートであり、サイエンス”なのです。
私は、仕事でも、プライベートでもしょっちゅう交渉をしています。また、MBAの科目のでも日本語訳すると効果的交渉学という科目を勉強しました。これらの経験の中で強く感じることがあります。
交渉とは、当事者同士が問題解決を図ることなのです。
本来、実質的・本質的な問題の発生とその認識とその解決が交渉のスタートなはずなのです。
しかし、多くのケースで、交渉か進むにつれて、実質的・本質的な問題が、感情と立場の問題にすり替わっているのです。
例えば、買った商品の不良に対応して欲しいという交渉が、いつの間にか、この商品を製造した会社に問題がある、この会社が憎い、販売の担当者に文句がある、、、となるわけです。こうなるともう大変です。真摯な大人の協議とは全く無縁の疑心暗鬼の世界・負のスパイラルにまっしぐらです。
こうなった場合の解決策は?これは、ここでは記述しませんが、一つだけ。Go to the Balconyです。一度、第三者の視線で、現在行っている交渉を階上のバルコニーから見下ろしてみてください。実質・本質的問題点の相互認識はなされているか?立場を守る、感情をぶちまけることにすり替っていないか?もし、間違いに気づいたら、階下の議場に戻って、立場と感情は後にして、実質的・本質的問題の解決に取り組みましょう。
最後にもう一つ事例を。
「恋人・夫婦の会話編」
正月休みの旅行の計画を立てようとなったとします。これは、お互い休みを利用して楽しむ、癒しを得ることが本質的な問題のはずです。
ところが、大変です。彼は「東京に行きたい」、彼女は「沖縄にいきたい」となりこれが中々決まらない。すると、この前の休みは、君の行きたい場所にいったぞ、だから今度は譲れない!とかいつも貴方は譲歩しないわ。そこがむかつくわ!となる。二人で楽しむための本質的な問題が、今度は自分の立場を優先させろとか、感情のぶつけ合いに発展するわけです。
おいおい、二人で楽しむための計画だろ?
僕は、「これこれ1の理由で東京がいいんだよ。」。私が沖縄に行きたいとおもった理由は「これこれ2よ」。「なんだそうだったのか!」。「これこれ1とこれこれ2が両方ともできる○○に行くのはどう?」
「それだ!」となり、そして「あなた愛しているわ。」「君も愛しているよ。」となるわけです。
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